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Space Roman [Collection]

人類はなぜ、宇宙を目指すのか?

全米大ヒットドラマ「The West Wing(ザ・ホワイトハウス)」のセカンドシーズンに
「ガリレオ5号」という巻がある。

冒頭のシーン。
火星着陸を果たした宇宙探査船の特別TV番組を、
NASAの協力のもと、ホワイトハウスから放送することに。
大統領(マーチン・シーン)が司会進行をするユニークな企画だ。
そのリハーサルのシーン。
番組冒頭の挨拶文を上級職員(広報部次長)である
サム・シーボーン(ロブ・ロウ)が作成する。

その文章が素晴らしい。
その滑らかで、説得力あるリズムがある。


「今から11カ月前、
フロリダのケネディ宇宙センターから
一機の探査船が打ち上げられ、
18時間前、火星に着陸しました。

あなたと私と、
特別に選ばれた6万人の小さな仲間たち、
カリフォルニアのジェット推進研究所で働いている宇宙科学者やエンジニアたち、
ヒューストンのNASA、
そして、
このホワイトハウスが
最初に火星を見るのです。

歴史に残る旅を成し遂げた無人探査船の名は、
ガリレオ5号です。」

大統領は流石とばかりに、
サムが即興で作ったこの文章を
絶賛するのであった。



そして、その数時間後、
ガリレオ5号からの信号が途絶え故障する。
その夜、サムは元恋人マロニーから、
その修復代を税金で賄うことの是非を問われる。
すかさず、彼は言う。

「世界に飢餓や貧困が多いのは、
僕らが月に行ったせいじゃない。
ホームレスが増えたのも、
僕らの月着陸計画のせいじゃない…。

人類は洞窟から出て
丘の向こう側を目指し、
火を見つけた。

そして海を渡り、
やがて西部を開拓し、
大空に飛び立った。

人類は探検によって
進歩を遂げてきた…。
次は宇宙だ。」

彼女はサムに、
惚れ直したとばかりに、
羨望のまなざしを注ぐ。

職務として、大統領のスピーチライターを担うサム。
彼の言葉の力。
言葉の選択と語気。
そしてリズム。
孤高の美、芸術の域がある。




ところで、科学や情報技術といった様々なテクノロジーの進歩が、
現代に生きる僕たちの生活を快適にし、
時に人命を救う。
インターネットは代表例。
宇宙科学はその最先端。



かくして、人類は宇宙を目指す。

宇宙を目指す視点は「理」。
その担い手や人類の想いは「情」。
理に情が重なる。
人間のもちうる理性、感性、知性を結集させ、
この地球は進歩を遂げた来た。
果てしなき宇宙ロマン。

日常では限られた時間の中を、
瞬く間に様々なシーンが流れる。

雄大な宇宙に思いを馳せれば、
僕らの日頃の葛藤など、
些末な存在と化し、
宇宙の中で、
塵のように消えていく。


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Elegancy [Collection]

優雅と言えば大仰かもしれない。
ささやかだが、華がある。
気品の中に、優しさと柔らかさ、ゆとりがある…。
…エレガントだと思う。

フレンチやイタリアンの名だたるレストランのギャルソンやソムリエ、
高級ホテルのフロントマンやボーイさんには、
おしなべて、この Elegancy が求められるであろう。

そういえば、彼らは共通して正装で、ネクタイをしている。所謂、身嗜み。
勿論、Dressyなだけでは、 Elegancyは語れない。

たおやかな身のこなし、表情に滲み出る気品。
優しさをまとう微笑み 。
そして、実際の心尽くし。

先日、東京五輪・パラリンピックを勝ち取ったプレゼンテーションの中に、
滝川クリステルさんの「お・も・て・な・し」があった。
気取りない、柔らかなホスピタリティが、
日本人らしさなのかもしれない。

ところで、明日9月23日は、「万年筆の日」だそうである。

僕も万年筆は大好きで、8本所有。
日常的に使うようにしている。
この伝統的筆記用具は、インクの補充や乾きのチェック等の手間が必要で、
正直、面倒だったりする。



しかし、面倒なことほど、後々、幸運や幸福に結び付くことが多いのではないか、
と最近になって思う。

先月、ある番組で宮崎駿監督が映画「風立ちぬ」制作にあって、
事務所の机でペンを走らせながら、何度も「面倒臭い」と呟いていた。
おそらく引退表明の前に収録したものだろう。

良い作品には、作り手の血の滲むような沢山の「面倒臭い」が宿っている。
結果、得も言われぬ想いが感動となって、観る者の心にたなびく。

ところで、僕の万年筆好きは、
ある同年代の方が宴を持った翌日に、
一筆箋の手紙をくれたことが、きっかけ。

二行ばかりの言葉に、想いを感じ入り、
これぞエレガントだと思ったのである。

彼に教わった。
万年筆はそんなに敷居の高い文具ではないということ。
高額なものばかりでなく、千円程度のお手頃感ある品揃えもある。
僕は数千円程度のものしか持っていない。

最近ではボディがスケルトン風のものや、ボディカラーがパラソル調ものなど、
若い方にも馴染んで貰おうと、メーカーの知恵と工夫がつまった品々が店頭に並ぶ。

また、万年筆は実は、かなり実用的。
僕は速記の際には、必ず万年筆を使う。
ボールペンよりも滑りが良く、字も幾分ましになるからだ。
筆先に慣れ紙面を泳ぐように書けるまでになれば、しめたものだ。



そういえば、万年筆売り場の店員さんも、どこかエレガントな佇まい。

僕がElegancyを感じるのは、映画俳優 で言えば、
ケーリー・グラント、ゲーリー・クーバー、ショーン・コネリー、ジョージ・クルーニー。
日本人では、松本幸四郎さん。
女優では、グレース・ケリーとカトリーヌ・ドヌーブ。

とは言え元来、Elegancyは、多国籍なアメリカより、
伝統まとう欧州が生み出した気風であるような気がする。

Elegancyは、決して外見的な高級感やお洒落の象徴ではない。
もっと、内面的で柔らかでストレートな感じ。品ある爽快感のイメージ。
勿論、そこにSmileは欠かせない。

高価でない服を着たって、Elegancyの素養ある人はエレガントなのだ。
その服は、その人のブランドになる。

現実的に、元来がさつで武骨な僕が目指せるのは、
日常でのさりげない Elegancy ある佇まい。
ほのかに醸し出せる程度。

自分を知ってるだけに、
限界超えに、品良く挑む。

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腕時計と父の日と [Collection]

腕時計は、時間を共に過ごす伴走者・・・。

その意味で手帳と似ている。

夏のボーナス商戦という祭りばやしが聞こえてきた。
雑誌の特集や新聞の広告で、国内外の時計メーカー各社の新作が鎮座している。

小生は、腕時計はアナログ表示と決めている。
Gshock が欧米で人気があるという。それはそれで開発力における我が国のものづくり文化を誇るべきだ。

しかし、アナログ表示の腕時計には計り知れない魅力である。
文字盤というわずかな小宇宙で、秒針が時を刻むリズムに、安らぎと浪漫がよぎる。
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小生は国産の2つをオンオフで使い分けている。
オフィスでは、CITIZENの電波時計を使用。管理職になる直前の2004年秋に購入したもの。

休日に愛用しているのは、SEIKO のパ-ペチュアルカレンダー式のスポーツタイプで、1998年に入手。

いづれも長い付き合いだ。
ch02.jpg
「時計の針を数年前に戻せば」というフレーズがある。
腕時計は、その時、その場で、事象を見守ってきた証人。
さしずめ、持ち主の喜怒哀楽が染み付いた独特のアイテムなのだ。


折しも、父の日。
昨日、お墓参りに行ってきた。
道中、雨に降られたが、墓地に着くや、ほんの小降りに変わった。

まだ幼かった遠い日、自宅で父の時計を見るにつけ、
これが大人の時計なんだなと思った。
その時計はオメガ製で淡いゴールドのベルト。いたってシンプルなデザインだった。
その相棒をいつも大切に扱っていた父の横顔が、胸を去来する。
図らずも、職人気質の父のために製造されたのでは、と思えるものだった。

あっという間の人生の瞬間を、冷静なテンポで紡ぐ秒針。

時計が教えてくれることがある。
大切にすべき、時、がある。

心の中の秒針が今、未来に向かい、また快活に刻み始めた。
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「PRIME TIME」と「とりあえず枝豆」とジャズボーカルと。 [Collection]

本日、近所のスーパーでアサヒビールの新作生ビール「PRIME TIME」と、中田英寿で話題の東ハトのスナック菓子「とりあえず枝豆」を購入。午後5時から1時間のバスタイムの後、じっくり味わった。

実に美味かった。

「PRIME TIME」はコクがあってしかもフルーティー。「とりあえず枝豆」は小さなカップに入っていて、塩加減もいい。やはり「夏は枝豆」だけれど茹でる手間を考えると、たまにはスナックもいい。この2商品の絶妙なコンビが口の中で至福の瞬間を生み出している時、流れているのは石原江里子のボーカル。そして、これから愛妻の晩飯を味わう。悔いのない週末を過ごした想い。明日からまた、さすらいのビジネスマンの一週間のスタートを切る。


GW第一弾イベント、伊豆への旅 [Collection]

ゴールデン・ウィークが始まった。初日の土曜の朝から家族で伊豆へ電車での旅。正直、金曜日までの連日、仕事が激務で土曜の朝からは辛いと想定された。そんなこともあってクルマでというわけにもいかず、小田急線と東海道線を使った。久しぶりの家族旅行で子どもの成長も実感できたしゆっくりできた。(翌日曜の現在、このブログを作成しているわけだから、強行スケジュールでした)

とにかく人が多かった。皆、ゴールデンウィークに考えることは同じなのだなぁと毎年のことながら実感。今年は最大9連休と言われている中、残念ながら小生はカレンダー通り。水曜から日曜の残りの5連休をどう過ごすかが重要である。悔いのない過ごし方を考えている。

まず、やはり、「したいこと」をリストアップすべき。小生にとって最優先は「実家に行き亡き父の仏壇に挨拶」。そして、「シネマのレポートを書き上げる」、「読みきりたい本が数冊、書棚に眠っている」「じっくり聴き直したいジャズやアコースティックギターのCDが待っている」、「アコースティック・ギターの演奏」「書斎の整理整頓」「部屋と書斎の掃除」「愛車の洗車」・・・。そして何より家族孝行。

毎年、同様にリストは作っている。しかし、その通り実現したことはない。大半のプランの実現を目指し、このゴールデン・ウィーンも気を抜かず、頑張る決意。

皆さん、良いゴールデン・ウィークを。


<Collection>風呂の供、ミュージックカプセル [Collection]

1月20日朝の風邪勃発から1月30日の終結までの10日間、長い風邪引きモードを引きづり続けた。熱もなく、喉も鼻も大丈夫なのにボーっとし続ける、このモードに終止符を打つきっかけになったのは、なんと長風呂であった。汗をたっぷりかき、復活の気分を盛り上げたのだった。

1時間の風呂タイムを音楽と読書で過ごした。この楽しみは、土曜・日曜の夕方はもうなん年も定番のスタイル。音楽は3年くらい前に、横浜のディスカウントストアで買った「ミュージックカプセル」という、青いプラスチックでできた箱を愛用。このボックスの中にポータブルCDプレーヤー(ヘッドフォンジャックのある音楽プレーヤーなら何でも可能)を入れ、接続をしておけばOK。勿論、ウォーター・レジスタント(防水)で単三電池4本で長期間稼動可能。2つのスピーカーから心地良い音楽が流れ出てくる。湯船の気持ち良さと相性は抜群。今や手放せない貴重なものとなっており、今回は風邪を吹き飛ばすことに尽力してくれた。


師走の街に出た [Collection]

公務員のボーナス支給日が一昨日の金曜とあって、街は大賑わい。家族でそんな街に出てみた。感じたのはディスカウントをはじめとする携帯電話販売合戦の加熱ぶり。

今や約9千万台普及していると言われる携帯電話。こんな短期間でこれだけ普及した電子機器はそうないだろう。そう、ケータイは今や最先端の電子機器なのだ。通話だけでなく、デダカメ、スケジュール管理、音楽鑑賞、そしてテレビ観賞も・・・。

小生は1年ごとに携帯の機種を変えている。常に妻とお揃いにしている。2ヶ月前に永年使用していたあるキャリアから、違うキャリアに変更した。その理由は電波の届く範囲。小生の居住しているエリアはキャリアによってはあまり電波が通じないのだ。

10月から写真にあるカシオ製品を使用しており、ヘビービューティーで非常に気に入っている。これはお風呂場に入れても大丈夫なタフネス。夜中に目を覚まし真っ暗な部屋で、今何時だろうと思った時、少しいじるだけでデジタル時計表示で時刻がわかる。また、そんな時メールを打つ時もキーボードが光っているので打ちやすい。そしてソフトウェアも充実、様々な工夫がこらしてあり、やっとたどり着いた一品だ。

ケータイというと子どもに持たせる親が多い。間違っているときは思わない。しかし、何歳から持たせるかだ。勿論、小生の学生時代はケータイなどなかった。メールもなかった。ない分だけいいことも沢山あった。なければないでなんとかなると・・・。しかし、時代は進む。

ケータイが絡む犯罪が発生している昨今、そして費用面のこと・・・。しかし、ケータイの利便性・(防犯面での)安全性も認めねばなるまい。わが子にいつのタイミングで持たせるか、・・・現在、妻と思案中。


<コレクション>時間を共にする友、腕時計 [Collection]

年末が近づく度に意識するのが、腕時計と手帳。年が変わる。また積み重なる。時間の経過を感じる瞬間。腕時計と手帳・・・このふたつのアイテムは時間を共にする大切な友だ。

人間は死に向かって生きている。だからこそ、充実した素晴らしい人生にしたい。時間を大切にしたいし感動も沢山味わいたい。そんな思いから、このふたつのアイテムにはこだわっている。今日は時計の話。

現在計10本所有。昨年末に思い切って、シチズンの光発電エコドライブ機能付き電波時計「プロマスター」を購入。基本的なこだわりは、ヘビー・ビューティー。ケースがごっつくて頑丈、けど美しいラインを描いているフォルム、スチールの輝き。傷を付けたときショックなので数十万円の高級時計は好みではない。安月給ということもありますから、残念!例え、買えても傷を心配して身に付けない。時計は身に付けなければ意味がない。いつも自分と時を共にしてくれる唯一のアイテムだから。

例えば…
・「プロマスター」電波時計はもちろん、時刻調節不要、電池交換不要、チェチュアルカレンダーなので日付も約100年自動調節な上に、ケースがフルメタルでデザインが美しい。このタイプの多機能電波時計は非常にゴッツイものが多いのに、日本が誇るシチズンの技術で丁度良いタフネスをアピールしているサイズが気に入った。

・イタリアのスポーツウォッチシェア7割を占める「SECTOR」を3本。スイスメイド。いずれもクロノグラフ。

・セイコー「PROSPEX」シリーズの「LANDLEX」。こんなに頑丈で機能的でユニークな時計はみたことない。今、一番身に付けることが多い時計。パーペチュアルカレンダーでチタン、10年電池。

・アメリカのヨットメーカーとして有名な「NAUTICA」のクロノグラフ。ケースは最近人気のトノー(樽)型。

・カシオ「Gショック」のMT-Gシリーズ。全面メタルでビジネスシーンにも合う。1万5千円くらいでならお譲りしますが…。

・時計屋さんだった叔父が時計屋を辞める際に記念にくれたセイコーのウォッチ。こんなシンプル時計見たことない。尊敬するオジキの人柄のよう。

・シチズン「ナビフォーク」。会社で優秀営業マン表彰を受けた時、賞金で買ったもの。アナログとデジタルの両表示でタフだったが現在故障中。

輝き続けるメタルケース。その時々の喜怒哀楽の自分を見てきてくれた時計。家族や家、クルマの次に大切なモノだ。


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