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利他 [世相・センス]

最近、電車の中で率先して
ご高齢者に席を譲っている
若い方々を見かけること多いです。
特に20代位の女性。
老人と呼ばれるには
まだ少し時間がある僕は、
彼女らの立ち居振る舞いに、
自省しつつ、学びを得たと感謝します。

♪「あれこれ仕事も あるくせに
自分のことは後にする
ねたまぬように あせらぬように
飾った世界に流されず
好きな誰かを思いつづける
時代おくれの男になりたい」♫
河島英五「時代遅れ」

阿久悠さんのこの歌詞の威力。
もう押黙るしかない程の言葉力。

僕含め人はとかく自分を優先します。
「自分が、自分が」となりがち。
自分のためではなく、
誰かのために気も心も注ぐ利他の魂が
阿久悠さんのこの詩にはあります。

自分を愛せない人は
人も愛せないし、
自分を大切に出来ない人は
人への優しさも中途半端で、
幸せにはなれないかもしれません。

そのうえで、自己愛は
度合いや節度が大切。
自分のことを想い過ぎるから、
怒りや憎しみ、妬み、恐れという
煩悩を僕らは抱きます。
自分ことばかり考えているから
苦しく、辛く、暗くなってしまう。


「まあ、私のことはいいよ。
そんなことより、
目の前のこの人のために
何か出来ることはないだろうか。」 

こんなふうに、切り替えて
誰かへの今一点に気を注げる人は
強いし、明るく頼もしい。
心を浄化し自分の殻を破っている
まさに大人。
この切り替えこそ、その実、
自分の精神を楽に、明るくする方法。

こういう人はきっと、
頼まれごとを淡々とやって、
風に吹かれているだけで、
幸運を引き寄せると、
僕は思うのです。

「自分のことで、いっぱいいっぱい、
とてもそんな余裕ないよ」
確かにそうかもしれません。

だからこそ、そんなときこそ、
周囲の誰かのためにひと肌脱ぐ気概。
ここが、ブレークスルーポイント、
人生の刻です。

心の手帳に書き込みます。
「この人のために何が出来るだろう」


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