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始まったばかり [MUSIC]

アメリカンポップスやジャズ、
ソウルなどで一番好きなボーカル曲は?
と問われれば、即答は出来ません。

最も聴いた歌というなら
カーペンターズの
「(They Long To Be)Close To You」。

最も聴いたボーカリストは
DIONNE WARWICK。

先日、ディオンヌが聴きたくなり、
37曲入りのベストアルバムを聴きました。
特に繰り返したのは
「世界は愛を求めてる」
「アルフィー」
「雨に濡れても」
(いずれもバート・バカラックの曲)

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ふと気付いたのです。
このアルバムに、入っているではないか!
「(They Long To Be)Close To You」が。
そしてカーペンターズの曲では
「We 've Only Just Begun」もあると。

この2曲共に邦題が個性的。
「(They Long To Be)Close To You」は
「遥かなる影」、
「We 've Only Just Begun」は
「愛のプレリュード」。

いずれも半世紀前。
歌詞の内容から分かる気もしますが
今の時代ならこういう邦題は
つかないかもしれないですね。

僕は今の心境、気分として
「We 've Only Just Begun」が耳に残り、
このバラードを何度もリピートし、
原曲のカーペンターズ版も聴きました。
古いシネマのような
スローテンポのこの名曲は、
聴く程に味が滲み出てきます。

♪「We 've only just begun
to live.white lace and promises
a kiss for luck and we’ve on the way
We 've only just begun」♫


「私達は始めたばかり」だと。
ラブ・ソングでありながら、
このメロディに乗って
人生讃歌に聴こえてくるのです。

常に始まったばかり。
例えば定年や卒業でも
次への道は始まったばかり。
今の会社でエピローグ近い僕も
この会社での終章は始まったばかり。

たとえ、今、仕事が
上手くまわっていなくても
器用にこなせなくても
想いがうまく伝わらなくても、
このドラマは、この章は、この演目は、
まだまだ始まったばかり。

困難なとき、どん底のときこそ
「ここからが勝負!!」
「まだまだ逆転出来る!!」
と思う気概、気骨。
まだ、始まったばかりだと。

全ては始まったばかり。
ドラマはまだまだ続くと。

そう、GWも始まったばかり。


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巨星 [MUSIC]

弦を爪弾く一音ごと、珠玉。
達人でいて仙人の風貌、
誰も追いつけない孤高の領域は
神々しくさえあった。

腕の良いギタリストは山ほどいる時代、
YouTubeでいくらでも出てくる。
彼はアコースティック・ギターの
フィンガーピッキングの先駆者であり
プロの演奏家の草分け、
確実にひとつの時代を切り拓いた。
そして岸部眞明氏や押尾コータロー氏など
弟子たちは人気ギタリストに成長した。

僕は彼の演奏を生で2回聴いた。
新宿は曙橋のライブハウス「Back㏌Town」。
演奏する彼からわずか4メートル位の席で
僕はギターの神様を
まばたきするのを惜しむように直視した。
巧な右手の指、爪の動きを追いかけていた。
その弦捌き、ピッキングが奏でる深い音色、
一音ごとに瑞々しく、雑味やむらのない調べ、
丁寧な消音、独自の世界観に憧憬を重ね、
真のプロフェッショナリズムを浴びた。
そう、プロとはこうあるべきなのだと。

「The Sprinter」「Shadowy Key」
「東方美人」「Mahjong Piece」等、
クールで渋い楽曲と演奏は
半世紀以上の実績の証。

そんな御仁の訃報。
75歳で逝ってしまった…。

急啓
中川イサト様。

ビジネスパーソンである僕は、
先月も先々月も、
イサトさんの演奏をDVDで見て、
そのお姿、音色から、
自らのプロ意識を奮い立たせておりました。
深謝は尽きません。

イサトさんは永遠に、
アコースティック・ギター愛好者の
最大の憧れです。

イサトさんの魂は大空へ舞い上がり、
巨星となります。

ありがとうございました。
合掌 

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休日の優雅〜珈琲とシネマ音楽と [MUSIC]

休日、つかの間の優雅な時間。
どんなに平日仕事でクタクタでも
この時間で自分を取り戻す。

日曜のそんな憩い時間は、
非日常に連れていってくれる。
いざなうは珈琲と一枚のアルバム。

珈琲は猿田彦珈琲のEBISU MILDか、
TOKYO COFFEEのオーガニックブレンド。
ゆったりと豆を挽いてペーパードリップ。

音楽は、映画音楽の世界的巨匠、
ヘンリー・マンシーニ演奏のベスト盤。
1960年代のハリウッド映画好きには
たまらないメロディの数々。

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「ムーンリバー」
「酒とバラの日々」
「ある愛の詩(LoveStory)」
「いそしぎ」
「いつも二人で」

聴いているだけで、
心静まり血圧が下がる気分。
経験したことのない、
アメリカの60年代の休日を
思ってみる。
日だまりと日陰の街並み、
そこに吹く風、雑踏、カフェ。
のんびり、まったり。

ニューヨーク、マンハッタンの街を歩く、
黒いドレスとサングラスの
オードリーの姿。

この脳裏のなかの、
彼女の再生をいざなうのは
拙宅の台所で漂う珈琲のかおり。
日常を忘れていい時間。
そう、忘れるべき。
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希望へ。 [MUSIC]

東日本大震災から11年、
あの未曾有の大災害と原発事故。
故郷未だ遠く、安らかな心を
取り戻せない方々がいる。
あの日、東京にいた僕ですら、
昨日のことのように思い出す。
未だ寒い日、午後2時46分だった。

とうとう始まってしまった。
ロシアによるウクライナへの攻撃。
爆撃を受け負傷した子どもの、
病院で息を引き取るニュースが
TVニュースで流れている。

両国の国民は哀しみと憤りに震え、
ウクライナ国民は国を追われている。

北京では
パラリンピックが開催されている。
オリンピックもパラリンピックも
スポーツによる平和の祭典。

僕は今、8年前のソチ五輪での、
浅田真央さんの演技を
思い出している。

前日のショートプログラムで、
トリプルアクセルで転倒し、
16位という順位。
銀盤の女王にとっての絶望。

そして迎えた、この日のフリーの演技。
曲はロシアの大作曲家、
ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番。
この曲が始まり、真央さん渾身の、
覚悟のスケーティングが始まった。

このピアノ協奏曲は
華麗であり重層、甘美でありビター。
厳寒の地の最果て感、哀感に満ち、
それでいて、躍動感がほとばしっている。

この名曲にしっかりと抱かれて、
真央さんは次々とステップ、
ジャンプを成功させてる。
神がかる程の軌跡が刻まれてゆく。

そして最後のポーズ。
演技を終えた彼女は、天を仰ぐ。
観客席から見守る佐藤信夫コーチ。

あれ以来、である。
僕が、毎年、年明けから3月にかけて
ラフマニノフのピアノ2番を
何度も繰り返し聴くようになったのは。
特に、佐渡裕さん指揮、辻井伸行さんのピアノ版。

僕はきっと、東日本の復興という言葉に、
真央さんの復活を重ねているのだ。

だから、心が呼ぶこの祈り楽曲を
目をつぶって、気を集める聴く。
何も出来ない自分を省みつつ
かの地と平和を祈りながら。

そして、今年は、祈りの先が増えた。
一日でも早い終戦と、無事をと。


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「The long and winding road 」の先へ〜手帳の佇まい(12) [MUSIC]

「去年(こぞ)今年貫く棒の如きもの」

高浜虚子のこの句は、
日めくりカレンダーを捲り、
年が改まったからといって
自分の志や信念が変わるものではなく、
引き続き、前へと歩みを重ねていく、
という意味で僕は捉えている。

この姿勢は手帳にも通じる。
特に年替わりで新調する綴じ手帳ではなく
ずっと何年も使い続けるシステム手帳に。
昨年12月の手帳の中身を、
多少のリフィル(ページ)は
入れ替えたとしても今年も使い続ける姿勢。

そうやって手帳は年輪を重ね、
熟していく。人と同じだ。

僕の大好きな曲にTheBeatlesの
「The long and winding road 」がある。


「The long and winding road
that leads to your door
Will never disappear
I’ve seen that road before
it always leads me here
Leads me to your door」♫

僕らは誰もがオン・ザ・ウェイ、
生涯の途上にいて、未完成。
きっと誰もが、声に出さないだけで
知っているのだ。
自分の弱さや欠点を。
直そうと努力しても
なかなか直せない思い癖や行動を。

頭では判っていても、
思うようにはいかない。急に直ることはない。
ままならぬのが人生。

♬「Manytimes I’ve been alone
and many times I’ve cried
Anyway you’ll never know
the many ways I’ve tried」♫

だから、ひたすらに、ひたむきに、
ひとえに、長く曲がりくねった道を
歩き続ける。

ときにふるえ、ときにたじろぎ、
ときにひるみ、
裏切られても、侮られても、
それでも、いちるの希望を手放さないで。

自分の弱さを認め受け入れて
傷んだ足を癒やし
自分を愛おしみながら
少しずつ補正して年輪を重ね
轍を跡にする。

その道連れが手帳。
日々少しずつ手帳の本革も中身も
熟していく。

さりとてさほど気張る必要はない。
焦って走っても無駄、
そんなに早く変われないことを
決して諦観ではなく、
過ぎた日々が教えてくれる。

せめてこの相棒の熟すテンポに
追い越されまいと、ときには身構え、
今年も自分を信じ、ゆく。

「去年(こぞ)今年背を押す風や道の上」弥七

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月光の聖者達 [MUSIC]

年々、時が加速する。
気が付けば今年も暮れゆく。
喜怒哀楽の日々が
いつの間に過ぎてゆく。

淡々と過ぎた人、飄々とこなした人、
激動だった人、悲喜こもごもだろう。

♪「今は、こうして大人同士になって  
失くした夢もある  時は移ろう 
この日本(くに)も変わったよ
知らぬ間に」♫
桑田佳祐「月光の聖者達
(ミスター・ムーンライト)」

この曲は、月光に祈りを捧ぐ、
The Beatlesの「Mr.Moonlight」への
トリビュート作。
そして桑田さんが闘病時に
作られた入魂の名曲。

♫「ひとりぼっちの狭いベッドで
夜ごと涙に濡れたのは
ビルの屋上の舞台(ステージ)で
大きな陽が燃え尽きるのを見た」♪

そして極めつけは

♫「現在(今)がどんなに
やるせなくても
明日は今日より素晴らしい」♪

こういう曲が染みるのに
世代は関係ないことを先日知った。
僕の職場の、30歳以上離れた
所謂Z世代の人がこの曲を知っていて、
「染みるから好き」と僕に言った。
お父さんの影響を受けてるな、
きっと彼女は。
僕は勝手に想像し、ほんのり嬉しかった。

今年も感染拡大の予防の一年。
そして仕事でも山あり谷あり、
そう、誰もが幾山河を越えていく。
でも、何とかこうして生きている。

来年の家族や仲間たち、
そして読者の皆さんの多幸を願い、

たとえどんなに、やるせなくても
♫「来年は今年より素晴らしい」♪

そんなふうに口ずさみながら、
明日と明後日、恒例のノルマとなった
クルマ磨きとお風呂掃除で
筋肉痛になろうか。
平和で贅沢な痛みだ。

※「月光の聖者達」は
AI NINOMIYAのカバーも絶品、YouTubeで

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魂にくる、あの歌 [MUSIC]

徳永英明さんの「レイニーブルー」を
ボーカリスト二宮愛さんが
You Tubeで披露されている。
先日の寒い夜、湯船に浸かって聴きながら、
過去の忘年会を思い出していた。

♫「レイニーブルー、
もう終わったはずなのに
レイニーブルー、
なぜ追いかけるの
貴方の幻、消すように 
私も今日はそっと雨」♪
徳永英明「レイニーブルー」

10年くらい前までは
カラオケBOXやスナックで
この曲をよく歌っていた。
いい気になって
我ながら熱唱していた。

この名曲をカラオケで選曲する人は
以下の目的があるのではないかと
勝手に推察するのである。

①単にこの歌の美しさ、哀感を表現したい
②ラストの熱唱部分で発散したい
③ラストの熱唱部分で目立ちたい

【ラストの熱唱部分】
♫「あの頃の優しさに
包まれてた思い出が
流れてくこの街に
It is a rainy blue.
It is a rainy blue.
揺れる心、濡らす涙
It is a rainy blue..、Loneliness……」♪
徳永英明「レイニーブルー」

あの頃の僕は①〜③全てであったと思う。
今では気恥ずかしいだけだが、
それで良かったとも。

この曲を歌っていた空間の、
仲間たちの横顔がよぎる。
忘年会の2次会でも歌ってたから。

もう暫くは歌ってないし
当面は歌わないのかなぁと。

ところで
二宮愛さん(AI NINOMIYA)の
「レイニーブルー」は、
魂にくる。心にとどろく。
You Tubeで是非。


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珈琲ミュージックで冬支度 [MUSIC]

寒くて目覚めた朝、
毛布にくるまったまま、
聴いていたあのメロディ。

どんより雲の土曜の午後、
薄灯りの部屋でひとり、
珈琲を飲みながら
無心で耳を傾けた曲。

休日の夕刻、紅葉の路を
愛車でゆくとき
小さな空間を響かせた歌声。

今でも寒さを感じると
心が呼ぶ楽曲がある。

静かに刻まれる、
ピアノのイントロが蘇る。

♫「都会は一日に一度だけ
素顔を見せてくれる。
私は好きなのよ
夜明け前のブルーグレーの横顔」♪
八神純子「Mr.メトロポリス」


先日、職場の仲間に、
八神さんを知ってるか訊いたところ、
40代半ばの彼女は「誰ですか、それっ?」
41歳の彼は「知ってます。オンタイムではなく」。
彼は、懐かし歌番組での過去映像で
見たこと、聴いたことがあると。
そのはずだ。
八神さんのこの曲を収めたアルバムは
1980年の作品。彼が生まれた年だ。
彼らはその場でスマホで八神さんを
調べ始めた。

僕は自慢げに言ってしまった。
今はMISIAや宇多田さんら、
歌の上手い歌手は結構いるが、
八神純子さんは群を抜く孤高の存在だと。
それ以上は言わなかった。

♫「あなたの冷たさに泣く人も
生きてることがわかる。
私も昨日を振り向かず
今日を歌って生きるわ。
あなたは気ままでひたむきな
私の街Mr.メトロポリス
けれど新しい陽が上れば
悲しみさえ思い出」♪
八神純子「Mr.メトロポリス」

歌ウマにはいろんなタイプがある。
ジャズ、ポップス、演歌、民謡、
クラッシックなどで、
こぶしまわしやビブラートなどの
技も声量、間の取り方も
違ってくるだろう。

ギターのスリーフィンガーが
出来る程度の浅学非才な僕ではあるが
八神さんは類稀なる美声の持ち主、
日本一の歌ウマであると思っている。
その魅力はハイトーンと声量、
と言われるがそれだけではない。

哀愁だ。

僕は歌ウマに哀愁を求めてしまう。
それが如実に堪能出来る彼女の楽曲は
冒頭の「Mr.メトロポリス」のみならず
「ポーラースター」
「甘い生活」
「グッドバイ美しき日々」
「シルエット」
「DAWN」
「みずいろの雨」
「二人だけ」
等のバラード。

その声とメロディの、
沁み入るような切なさは
一音ごと丁寧に糸を編むように放たれる。
ヤマハのポプコン出身であり、
その実力は折り紙つき。

八神さんのアルバムをコンポでかけると
スピーカーが喜ぶのがわかる。
こういう声を、
ドキドキするような息遣いを
通してほしかったんだよと
彼は反応する。

これらの楽曲ごとに、僕は
「プロフェッショナルはかくあるべき」
と常にひしひしと刺激を受け、
しみじみと学んだりもする。

とはいえ、僕は職場の仲間たちに
是非聴いてほしい!
なんて強要したりしない。
それは野暮で無粋というもの。
八神純子という歌ウマの存在さえ
伝えれば、それでいい。

わけて寒い時期に聴きたくなる、
熱々の飲み物と共に欲しくなる
いわば、珈琲ミュージック。
今年の秋冬も、
冷めた心を温めてくれる。

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北斗七星を聴きながら [MUSIC]

「北斗七星」。
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伊勢正三さんの、41年前のこのアルバムを
高校生の頃、買った。
「かぐや姫」から「風」へ、
ショーやんが独立後、最初に出した作品。

きっとアコースティックギター一本で
書き上げたであろう、渋い楽曲が並ぶ。
孤独と哀愁、それでいてどこか優しく、
僕にとっては癒やし、希望の一枚だった。

あれから、41年。
当時はLPレコードであったが、
僕が社会人になってから
CD版がPANAMから出て
空かさず買った。

収録の10曲のなかで
アコースティックギターの
イントロに哀感がある
「想い出がつきない夜」を当時僕は
アルバムが擦り減る程、聴き込んでいた。

♫「ひとつだけちぎれた雲に
もしも心があるとするなら
どこに魅かれてこの街へと
流れきたのか
そしてどこへ行くのか」
「心には いつか消えてゆく
長い影法師をひいて
こんなにぎやかな街並みに
まぎれていると
過ぎたあとで知る 季節よ」

「想い出もあとで過ぎてしまえば
なぜか悲しいことばかりじゃない
そして街を出てゆく」

♫伊勢正三「想い出がつきない夜」

今、久しぶりに聴きたくなって
20年近く前に買ったアンプと
スピーカーで聴いている。

やはり、音響機器には拘りたい。
40年以上前の伊勢さんの歌声とサウンドが
衰えることなく、瑞々しく蘇る。

多感で悶々と悩んでいたあの頃の僕の、
想い出と共に、戻ってくる。




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優しさの刻、最後のデザートへ [MUSIC]

10月5日、バレーボール五輪主将の
荒木絵里香さんは引退会見で
「選手を味わい尽くせた気持ち」
と表した。
そして、「沢山の人の支えで
ここまで続けて来れた」
と謝辞を添えた。

10代から日本代表として活躍した
約20年の軌跡。
4大会連続の出場も果たした。
幾多もの怪我や試練、敗北、
沢山の歓声と歓喜、勝利の日々は、
一瞬ごとが「味わい」だったろう。

「人生の価値は喜怒哀楽の集積」と
誰かが言った。
苦しみや悲しみが深い分、
振り子の如く、喜びも楽しさも大きい。
ウイングしてこその、滋味。

この荒木さんの記事を読んで僕は
Mr.Childrenの名曲「HERO」を
思い出していた。

♫「人生をフルコースで深く味わうための
幾つものスパイスが誰もに用意されていて
時には苦かったり 渋く思うこともあるだろう
そして最後のデザートを笑って
食べる君の側に僕は居たい」♪
Mr.Children「HERO」

僕らの時間は有限だ。
今このときが瞬く間に過去になる。
だから懸命に今を生きる。
ときに不条理な道を
怯みながら歩み、闇雲に走りぬく。
やがて、優しい時間がおとずれる。
あのときも、そのときも、
全てが味わいとなる。

いずれ僕も今の職場を去る。
そのとき、荒木さんのこの言葉や
手前味噌ながら「HERO」の歌詞を
思い出せたらと思う。

最後に笑って食べるデザートは、
泣けるほど、とろけるほどに
甘いことを期して。


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