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Dedicated To Mrs.Mellow. [MUSIC]

梅雨明けくらいから、
無性に彼女の声が聴きたくて
ベスト版のCDをくり返し、
部屋中に流し、また、
ヘッドフォンの中で堪能していた。

透明感があり、爽やか、
文字通り、そよ風のよう。
それでいて、力強く、叙情的。
彼女の歌声は世界中の空気を
清らかにしてきた。

今朝、突然の訃報。
世界中が愕然、惜別の念で埋る。
オリビア・ニュートンジョンさん、
享年73。

何度聴いても切なくなる、僕の中で
彼女ならではのバラードが2曲ある。

ひとつは「Sam」。
かつての恋人への思慕を
切々と綴った乙女心、けだし名曲。

♪「Oh Sam, Sam, 
you know where I am
Come around and talk a while
I need your smile, 
you need a shoulder」♬

♫「And the door is open wide
Come on inside longing to see you
Oh Sam, Sam, 
you know where I am」♪

この曲を聴くと僕は
真夏の休日の午後を思い出す。
高校の頃、退屈で時間を持て余していた。
オリビアを聴くことで、
切ない恋心や、未来を想った。

もう一曲は「Sad  Songs」。
青春期の孤独を紡いだ名バラード。
アルバム「きらめく光のように」に
収曲されている中で、タイトル曲に
匹敵するほど、僕には価値がある。

♫「′Cause sad songs are
 tearin' up my heart again
 Loneliness is standing in my path again 
I can feel it comin′ 
I can hear it callin' out my name
 (callin′ out my name) 」♪

勿論、オリビアは、
明るいバラードも名曲揃い。
「そよ風の誘惑」
「たそがれの恋」
「きらめく光のように」
「カントリーロード」等。

だけど、傷心の学生時代に
不器用で自分勝手で、
薄氷のようなハートの僕を
支えてくれたのは、
オリビアの哀しきバラード。
そして、何故か、夏休みに聴いていた。

そして夏に
永遠の世界の歌姫は、旅立った。
30年間、癌を乗り越えたMrs.Mellow。

僕は、あの夏の日から40年、
相変わらずの不器用者。
でもこうして何とか生きている。
この2曲のおかげでもある。

だから、この2曲を胸にしっかり携えて、
僕はゆく。

いつの日か、
オリビアに会えるかもしれない。
舞台上の彼女とではなく、
対面で満面の笑顔で話せるかも。
そんな妄想を抱きながら。

Thanks a million.
Dedicated To Olivia.

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