SSブログ

眼鏡売り場、盛り上がる [Collection]

今日は午前中、眼鏡を新調しに 
横浜まで出向いた。 
不要不急かと問われれば微妙だが、 
仕事に必要となったためだ。 

在宅勤務、パソコン利用のための老眼鏡。 
これまで愛用の遠近両用眼鏡では 
画面の読み取りに不便が生じてきた。 

10時半の開店目指して行ったが 
10時35分の到着時には、 
検眼兼眼科のスペースは大混雑。 
新学期の始まった学生かと思いきや、 
そうではなく中高年、 
どちらかと言うとの女性が多い。 

眼鏡の販売市場は 
ファッション性ある商品と廉価で、 
コロナ前の数年は右肩上がりの成長。 
ただ、緊急事態宣言下の営業自粛で 
売上低迷の様子だった。 
眼鏡を作るのはネット通販と
いうわけには、なかなかいかない。 
さりとて我ら中高年以上になると 
さほど度が進まないから 
眼鏡を新調する機会は減る。 

難しいマーケット事情が推察されるが 
今日あたり、季節が変わり、 
気分も変えたい方々もおられよう。 
また、僕のように在宅ワーク用にと、 
新調される方もいるのでは。 

話は戻って、待ち時間含め 
約1時間の検眼と診察を終え、  
いよいよ僕はその隣の眼鏡売り場へ。 

店員さんの案内に従い 
まずはフレーム選びから。 
僕の心を惹いたのは 
少し渋めの深緑のセルフレーム。 
黒だらけの商品の中で 
ひときわ柔らかく穏やかに見えた。 
僕の担当に着いてくれた店員さんに言った 
「これでお願い出来ますか?」 
空かさず彼女は 
「お客さま、これは女性用のブランドです」

 僕は男。ではこの女性用のブランドを 
選んではいけないのか。 
勿論、彼女は駄目という意図で 
言ったのではない。 
僕に恥をかかせないように、 
念の為、言い添えてくれたはずだ。 

恥ずかしくなったが気取り直し、 
僕は商品選びをリスタート。 
すると、やはり黒づくめのフレームの中、 
ライトグリーンのセルの一本が
ひときわのきらめきを放ち、 
僕に微笑んでいるよう。 

緑は平和の象徴だ。 
地球環境保全のシンボルカラー。 

混んでいる店内、 
我先にとその深緑を取り上げて、 
先程の店員さんのところへ持っていき 
「では、これで行きましょう」 
結構、力んで元気よく、言った。 


彼女は言った 
「それはお子さま用です」 


であればあるでなぜ陳列棚に
「レディース」とか「お子さま用」
とか表示していないのか。 

いい歳したおっさんで、平和主義者の僕は、 
「参ったなぁ」と苦笑い、 
含羞を見せまいと刹那に踵を返した。 

結局、僕は、深いブルーの、 
少し高めのセルを買った。 

我がラッキーカラーの青。 
まだまだ発展途上の我の色、 
セルを見るたびに謙虚になれそう。 

その売り場を後にしたのは午後1時、 
到着してから2時間半の後だった。 

眼鏡の日は10月1日とのこと。 
半年前までだが、節目の季節に 
眼鏡という魅力溢れるアイテムへの 
所有欲は膨らむだろう。 

今日と明日、いや今月、 
全国の眼鏡店は諸々の販促DMも奏功し 
賑わっているのではないかと 
僕は勝手に想像している。 

ちなみに僕の新調した商品は、 
特殊加工レンズのため、 
郵送で拙宅に届くのは10日後。 
いつもはそんなにかからない。 
やはり注文が急増しているのか。 

いずれにしてもそれまでは 
不自由ながらも何とか今の眼鏡に 
たっぷりお世話になろう。 


nice!(1)  コメント(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。