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時の語り部 [Collection]

自分だけの寄る辺。
さしずめ、時間の伴奏者。
時計以上にものを言う
手帳。


今年も手帳の季節が到来。
ビジネス情報誌で特集が相次ぎ、
ステーショナリー売り場は
色とりどりに陳列、さんざめく。

僕の来年の方針は、今年と同じ。
持ち運び用はFilofaxのジップ、
オフィスのオン・ザ・デスク用は、
「ほぼ日手帳」。

「ほぼ日」にはこの2年、
コニャックブラウンのカバーを付けている。
この手帳は、やはり、実用的かつ情緒的なアイテムだ。

まずはサイズが、大き過ぎず小さ過ぎず、
オン・ザ・デスクに相応しい。
スケジュールはもとより、
その日に受けた電話のメモや備忘録、
出来事など、何でも雑記していく。

書き込んだ情報に日付が紐付いているから、数日経って読み返すと、実に効率的にフラッシュバックできるし、様々に役に立つ。それが楽しくさえある。

また、今日の一言も味がある。
ページの色使いも豊かで、
上質のトモエリバーが
絶妙な心地好さを醸す。

今秋の雑誌での手帳特集でも、
様々な職業や立場の方々が登場、
独自の手帳の使い方を紹介している。
そこには個性がある。
人柄が滲んでいる。



手帳は、使用目的からして、
日記とは異なる。
しかし、手帳の過去のページを読み返せば、
例えスケジュールの羅列にしても、
その時々が脳裏に甦る。

最近はスケジュールのみならず、
心に響く言葉を手帳に貼ったり、
書き込んでいる人が多いようだ。

高倉健さんは言った。
「想いは止められない。
だから俳優をやっている」

様々な想いが手帳に刻まれている。
やはり、手帳は極めてパーソナルで、
改めて自分自身を知ることが出来る。

理屈抜きで、
使い勝手が良く、
気持ちがいいものを
選べばいいと思う。

やがて時を得る暖色系。
コニャックブラウンの革カバー。
カフェオレ色にも似ている。
ほっとする色合い。
手に取った時の質感もいい。
安らぎで
包み込んでくれるよう。

瞬く間の日常、
あっという間の人生。
後悔なきよう
時間を紡ぎたい。

心地好きものと、
共に時を行く。

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