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鞄の中身、職人の道具 [Collection]

かつて何かのTV番組で、
ある小島で暮らす時計職人に
密着していた。

彼は時計修理のProfessional。
どんなに古い「今はもう動かないおじいちゃんの時計」であろうが、今は亡き愛する人が持っていた、50年以上眠り続ける腕時計であろうが、
熟練の技で甦らせる。

単に、機械を修理するのではない。
亡き人との思い出や面影を紡ぐ。
過去と未來を繋ぐのだ。

どこから聞き付けたか、
全国から修理の依頼が彼のもとに殺到する。

僕は、その腕前やプロ意識はもとより、
職人としての使命感に、心揺さぶられた。

そして、彼の熟練の技を支えている道具にも、そそられた。

「物作り大国、ニッポン」
と言われて久しいが、我が国には、
民芸品から工芸品、精密機械等に至るまで、
様々な職人がいる。
「職人大国」と言ってもいいだろう。

我が父も、職人のような人だった。
数学の教師であったが、市販の問題集を何冊も執筆し、その仕事への意欲と姿勢はプロそのものだった。
また、僕は最近、身近な寿司職人にも同様の気風を感じている。

この敬愛すべき方々に共通しているのは、
やはり、プロの道具を持っていること。

僕は、しがないサラリーマン。
しかし、Professsionalismを追い続けていきたいと思っている。
だから、道具にもこだわる。

いつも、いくつかのアイテムを
鞄に入れ、持ち歩いている。

まずは、手帳。
ジップ式のFilofaxのシステム手帳。
ちなみに「ほぼ日」は、オン・ザ・デスクで使用。
ボールペンは
伊東屋さんのROMEOを2本。




そして長年使っているプラチナの細い多機能ペン、2本。



そして、忘れてはならないのが
電子辞書。5年前からSHARPのBrainを愛用。
掌サイズ。
こんなに小さなボディに、広辞苑が入っている!!ライトグリーンが優しく、眼が疲れた時は、これを眺めたりしている。
僕のような言葉を生業とする仕事人にとって、広辞苑は必需。
このアイテム、重宝の極致。



道具に力を貰う。
孤独を支えてくれる。
手にすれば勇気が込み上げる。

道具に記憶が刻まれる。
二度と戻らぬ時間を共にしてくれる相棒。

道具にプロの自覚が漂う。
一流の仕事を目指す。

そし道具に、
深い想いが宿る。

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